前日の残り物で作る時短お弁当
前日の夕食の残り物(リメイク)をベースにすることで、お弁当作りにかかる時間を大幅に短縮できます。調理時間は実質0分〜5分以内に抑えられ、食費の節約や食品ロスの削減にもつながります。
🍱 時短お弁当の基本戦略:残り物活用術
前日の夕食を準備する際に、お弁当用の食材を少しだけ多めに調理しておく**「ついで調理」と、残り物を別のおかずに変身させる「リメイク術」**が時短の鍵です。
1. メインのおかずは「ついで調理」で仕込む
夕食のおかずを詰める際は、夕食の味付けをする前に、お弁当に入れる分を取り分けておくのが最も簡単な方法です。
夕食メニュー | お弁当の仕込み方(ついで調理) |
鶏の唐揚げ | 揚げ衣をつける前の鶏肉を数個取り分け、冷凍保存しておく。当日はレンジ加熱。 |
生姜焼き | 炒める前の豚肉とタレを分けて取り、当日朝に焼く(または冷凍)。 |
カレー/シチュー | 煮込む前の具材(肉・野菜)を少量取り分け、塩胡椒で炒める。 |
煮物/きんぴら | そのまま翌朝詰める(汁気を切って詰める)。または、リメイクに活用する。 |
2. 残り物を活用した「リメイク」アイデア3選
夕食で残ってしまったおかずを、少しの手間で別のお弁当のおかずに変身させます。
残り物(夕食メニュー) | リメイクアイデア(お弁当のおかず) |
肉じゃが/筑前煮 | 💡 コロッケの具材:残った具材を潰し、片栗粉(または小麦粉)を混ぜて丸め、パン粉をつけてトースターで焼く(揚げない)。 |
野菜炒め/煮浸し | 💡 卵とじ:溶き卵と混ぜてフライパンでサッと炒めるか、レンジで加熱して卵とじにする。栄養バランスもアップ。 |
ハンバーグ/ミートボール | 💡 ピーマンの肉詰め:残ったタネをピーマンに詰めてトースターで焼く。💡 スパゲッティの具材:刻んでケチャップやソースと絡め、ナポリタンソースにする。 |
ひじきの煮物/きんぴら | 💡 混ぜご飯の具材:ご飯に混ぜ込み、おにぎりにする。💡 卵焼きの具材:溶き卵に混ぜて焼けば、和風の具沢山卵焼きに。 |
📅 簡単・時短お弁当の週間スケジュール例
曜日 | メインのおかず(残り物/リメイク) | サブのおかず(作り置き/市販品) |
月曜日 | 前日の鶏の唐揚げ(冷凍しておいたものをレンジで温め直す) | きんぴらごぼう(週末作り置き)、冷凍枝豆 |
火曜日 | 前日の肉じゃがをコロッケにリメイク(トースター加熱) | ほうれん草の胡麻和え(週末作り置き)、プチトマト |
水曜日 | 前日の生姜焼き(タレごと残しておいたものを炒め直す) | 冷凍ブロッコリー(市販品)、人参のラペ(週末作り置き) |
木曜日 | 前日の残りのミートボールを刻み、ケチャップでナポリタンに | ピーマンの卵とじ(前日の野菜炒めをリメイク) |
金曜日 | 前日の魚の煮付け(身をほぐしてふりかけに) | 昨日の残りの卵とじ、ひじき煮の混ぜご飯おにぎり |
⚠️ 残り物活用時の安全と衛生の注意点
残り物をお弁当に詰める際は、食中毒を避けるための衛生管理が特に重要です。
完全に加熱する: 詰めるおかずはすべて再加熱し、菌の繁殖を防ぎます。
粗熱を取る: おかずは必ず完全に冷ましてから蓋を閉めます。温かいまま蓋をすると水蒸気がこもり、菌が繁殖しやすくなります。
汁気を切る: 煮物など汁気の多いおかずは、キッチンペーパーでしっかり汁気を拭き取ってから詰めます。
素手で触らない: 詰める作業やリメイク調理は、できるだけ箸や手袋を使い、素手で触らないようにしましょう。