ピルを1日飲み忘れてしまった!どうすればいい?慌てずにチェックする対処法
「しまった!ピルを一日飲み忘れてしまった…」
ピルを服用している皆さん、一度はヒヤリとした経験があるのではないでしょうか?忙しい日々の中で、うっかり飲み忘れてしまうことは、誰にでも起こりうることです。
特に心配になるのが、「妊娠確率は上がるの?」「避妊効果は大丈夫?」といったことですよね。
でも、安心してください。ピルは飲み忘れてしまっても、正しい対処法を知っていれば、効果を維持できる場合がほとんどです。この記事では、ピルを一日飲み忘れてしまった時の対処法と、皆さんが気になる疑問について、わかりやすく解説していきます。
1. まずは落ち着いて!飲み忘れたピルの種類とタイミングをチェック
ピルを飲み忘れたことに気づいたら、まずは落ち着いて、次の2つのことを確認しましょう。
低用量ピルか、それ以外のピルか?
飲み忘れたのが、丸一日(24時間以上)なのか、それとも12時間以内なのか?
多くの人が服用している「低用量ピル」の場合、飲み忘れた時間によって対処法が変わってきます。
2. 【低用量ピルの場合】飲み忘れた時間別の対処法
飲み忘れに気づいたのが12時間以内だった場合
ピルの服用を習慣にしている方なら、「あれ?今日まだ飲んでない?」と比較的早く気づくことが多いかもしれません。
対処法:
気づいた時点で、すぐに飲み忘れたピルを服用してください。そして、次のピルはいつも通りの時間に服用しましょう。
この場合、避妊効果はほとんど下がらないとされています。
飲み忘れに気づいたのが12時間以上、24時間以内だった場合(一日飲み忘れ)
「丸一日飲み忘れてしまった!」と焦るのは、このケースが多いかもしれませんね。
対処法:
気づいた時点で、すぐに飲み忘れたピルを1錠服用してください。
そして、いつもの時間にその日のピルを服用します。つまり、一日に2錠飲むことになります。
この場合も、避妊効果は維持できるとされていますが、飲み忘れた時期(シートの何周目か)によっては、少し注意が必要です。詳しくは、後ほど解説します。
飲み忘れに気づいたのが24時間以上だった場合(3日以上など)
ピルの飲み忘れが、一日を過ぎてしまった場合は、避妊効果が下がってしまう可能性が高くなります。
対処法:
すぐに服用を中止して、次の生理が来るまで他の避妊方法(コンドームなど)を併用しましょう。そして、生理が始まったら、新しいシートでピルの服用を再開してください。
3. 【要確認!】飲み忘れたタイミングによって注意点が変わる
低用量ピルの飲み忘れは、シートの何周目(何番目のピルか)かによって、妊娠確率への影響や対処法が少し異なります。
飲み始めの1周目: この時期の飲み忘れは、特に妊娠確率が上がるリスクが高くなります。飲み忘れに気づいたら、すぐにピルを服用し、念のため7日間は他の避妊方法を併用しましょう。
2周目: この時期の飲み忘れは、比較的リスクが低いとされています。一日飲み忘れた場合は、一日に2錠服用すればOKです。
3周目: 飲み始めの1日と同様に、飲み忘れてしまうと妊娠確率が上がる可能性があります。飲み忘れたピルを服用したら、7日間は他の避妊方法を併用しましょう。
4. 飲み忘れ後の不正出血について
ピルを飲み忘れると、ホルモンバランスが一時的に崩れて、出血することがあります。これは「消退出血」と呼ばれるもので、生理とは異なります。不正出血があっても、指示通りにピルの服用を続けていれば、通常は問題ありません。
まとめ:ピルの飲み忘れは、落ち着いて正しく対処しよう!
ピルを一日飲み忘れてしまっても、慌てずに、まずは飲み忘れた時間を確認することが大切です。そして、この記事でご紹介した対処法を参考に、正しく対応してくださいね。
もし、ご自身で判断が難しい場合や、不安なことがあれば、かかりつけの婦人科に相談することをおすすめします。医師や薬剤師に相談すれば、あなたに合った適切なアドバイスをもらえますよ。