コンセント増設、どうすればいい?費用や注意点を徹底解説!


「スマホやPCの充電、ドライヤーを使う時にいつもコンセントが足りない…」

「たこ足配線は危ないって聞くけど、どうすればいいんだろう?」

現代の生活に欠かせないコンセント。家電が増えるにつれて、「もっとコンセントがあれば…」と感じる方は多いのではないでしょうか。たこ足配線は手軽ですが、火災などの思わぬ事故に繋がるリスクも。

このブログでは、コンセントを安全かつ快適に増設するための方法や、気になる費用、DIYでできること・できないこと、そして工事を依頼する際の注意点まで、詳しく解説していきます。あなたの「コンセント足りない」問題を安全に解決しましょう!


なぜコンセント増設が必要なの?たこ足配線の危険性

「コンセントが足りないなら、延長コードを使えばいいじゃないか」と思うかもしれません。しかし、たこ足配線には以下のような危険が潜んでいます。

  • 発火・火災のリスク: 一つのコンセントに多くの電力を集中させると、許容電流を超えてしまい、コードやプラグが発熱して発火する可能性があります。

  • 感電のリスク: 古いコードや劣化した延長コードは、被覆が破れて内部の銅線が露出している場合があり、触れると感電する危険性があります。

  • ショート・漏電: 埃や湿気によってプラグの差し込み口でショートしたり、漏電したりする可能性も高まります。

  • 家電の故障: 電圧が不安定になることで、接続している家電に悪影響を与え、故障の原因になることもあります。

安全で快適な電気環境のためにも、必要な場所に必要な数のコンセントを増設することが大切です。


コンセント増設の主な方法とDIYの可否

コンセント増設にはいくつかの方法があり、それぞれDIYでできるものと、専門業者に依頼する必要があるものがあります。

1. 簡易的な増設(DIY可能)

  • OAタップ・電源タップの活用:

    • 特徴: 最も手軽な方法です。複数の差込口を持つタップを、既存のコンセントに差し込んで使用します。ブレーカー機能付きや雷サージ保護機能付きのものを選ぶと安全性が高まります。

    • 注意点: これはあくまで「既存のコンセントの差込口を増やす」ものであり、全体の電気容量が増えるわけではありません。接続する家電の消費電力の合計が、元のコンセントの許容電流(一般的に15A/1500W)を超えないように注意が必要です。消費電力の大きい家電(ドライヤー、電子レンジ、電気ケトルなど)を同時に使うと危険です。

    • DIY可否: 可能。ただし、安全性を考慮し、安価なものや古いものは避け、信頼できる製品を選びましょう。

2. コンセントの交換・増設(電気工事士の資格必須)

ここからは、専門的な知識と資格が必要な工事になります。感電や火災の危険があるため、絶対にDIYで行わないでください

  • 既存のコンセントの差し込み口を増やす:

    • 特徴: 現在1つ口のコンセントを2つ口や3つ口のものに交換する方法です。壁の内部配線はそのままで、見た目をすっきりさせられます。

    • 費用相場: 5,000円~1万円程度(部品代+工事費)

    • 注意点: こちらも全体の電気容量は変わりません。使用する家電の合計電力に注意が必要です。

  • 既存のコンセントから分岐させて増設する:

    • 特徴: 既存のコンセントの配線を分岐させ、別の場所に新しいコンセントを増設する方法です。比較的手軽に新しい場所にコンセントを設けられます。

    • 費用相場: 1万円~2万円程度

    • 注意点: 既存の配線の許容電流内でしか使えません。また、壁の内部に配線を通すため、壁に穴を開けるなどの工事が必要です。

  • 分電盤から新しい専用回路を引いて増設する:

    • 特徴: 家の電気の元となる「分電盤(ブレーカー)」から、新しいコンセントまで専用の電気回路を引き込む方法です。これにより、そのコンセントは他の回路とは独立して電力を供給できるため、高い消費電力の家電も安全に使えます。エアコンやIHクッキングヒーター、電気オーブンなど、消費電力の大きい家電を使う際に必須の工事です。

    • 費用相場: 1.5万円~3万円程度(配線の長さや壁の構造により変動)

    • 注意点: 大掛かりな工事になりやすく、費用も高めになります。


コンセント増設にかかる費用相場

前述の通り、コンセント増設の費用は工事内容によって大きく異なります。

工事内容費用相場(部品代+工事費)
既存コンセントの差し込み口増設5,000円~1万円程度
既存コンセントからの分岐増設1万円~2万円程度
分電盤からの専用回路増設1.5万円~3万円程度

【費用を左右する主な要因】

  • 工事内容: 上記の通り、簡易なものから大掛かりなものまで。

  • コンセントの種類: アース付き、防水、USBポート付きなど、機能性の高いコンセントは部品代が高くなります。

  • 配線の長さ: 分電盤から遠い場所への増設は、配線が長くなり費用もかさみます。

  • 壁の材質・構造: 石膏ボードかコンクリートかなど、壁の材質によって工事の手間が変わり、費用が変動します。

  • 出張費: 業者によっては、出張費が別途かかる場合があります。

  • 業者: 業者によって料金体系が異なるため、複数社から見積もりを取ることをおすすめします。


コンセント増設工事を依頼する際の注意点

安全に関わる重要な工事なので、業者選びは慎重に行いましょう。

1. 必ず「電気工事士」の資格を持つ業者を選ぶ

電気工事は、電気工事士の資格が必須です。無資格者による工事は違法であり、火災や感電の原因となる非常に危険な行為です。依頼する際は、必ず資格の有無を確認しましょう。

2. 複数の業者から見積もりを取る

最低でも2~3社から見積もりを取り、料金だけでなく、工事内容や担当者の対応も比較検討しましょう。見積もりは内訳が明確で、追加料金が発生する可能性についても説明してくれる業者が信頼できます。

3. 目的を明確に伝える

「どこに」「何を繋ぐために」「いくつ」コンセントを増やしたいのか、具体的に伝えましょう。特に、消費電力の大きい家電を繋ぐ場合は、その旨を伝えることで適切な工事方法を提案してもらえます。

4. 事前の下見・相談をしっかり行う

可能であれば、工事前に現場を下見してもらい、最適な増設場所や方法を相談しましょう。壁の内部の状況なども確認してもらうことで、正確な見積もりと安全な工事に繋がります。

5. 工事後の保証・アフターサービスを確認する

万が一、工事後に不具合が発生した場合の保証期間やアフターサービスについても確認しておくと安心です。


まとめ:安全と快適な電気環境のために

コンセント増設は、日々の生活をより快適にするだけでなく、たこ足配線による火災などのリスクを減らすためにも非常に重要です。

OAタップでの簡易増設は手軽ですが、消費電力には十分注意が必要。本格的なコンセント増設は、必ず電気工事士の資格を持つ専門業者に依頼しましょう。複数の業者から見積もりを取り、納得のいく形で安全な工事を行うことが、快適で安心な電気環境への第一歩です。

あなたの家が、より安全で便利な空間になるよう、ぜひこのブログを参考にしてみてくださいね!

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